2009年07月12日

テーマパークで遊ぶと家族や恋人との絆が深まる。

脳が証明?「テーマパークで愛は深まる」

 テーマパークで遊べば、家族や恋人の「きずな」が深まる――。そんな脳科学調査の結果を、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)が1日発表した。USJで遊ぶ前後に自分たちの集合写真を見せて脳の活動を調べたところ、遊んだ後は数値が最大10倍以上増え、より愛し合っていると感じることが確認されたという。

 調査の詳細は、USJと共同で研究を進めてきた杏林大医学部の古賀良彦教授(精神神経科)が1日、東京で開いた説明会で公表した。

 実験は先月、6組16人の家族や恋人、友人を対象に行った。USJで4時間半楽しんでもらい、その前後に、光トポグラフィーという装置を用いて、脳が活発に活動すると数値が高くなるオキシヘモグロビンの濃度を測定。あわせて心理状態を客観的に評価するためのテストも行った。

 脳の測定では、対象者にスライドで他人の顔を見せていき、家族や恋人同士で一緒に撮影した写真が出てきた瞬間の状態を記録した。

 結果は、右脳から左脳まで測定した16カ所のすべてで遊んだ後の数値が高かった。特に右脳の一部では、遊んだ後の数値が遊ぶ前の14倍に上昇。右脳は主に感情をつかさどっており、写真を見た瞬間に強い感情の動きがあったことが確認できるという。

 感情がどう変化したかを自己評価してもらうテストでは、家族やパートナーと「愛し合っているか」「理解しあっているか」という質問への肯定的な回答の割合が、遊ぶ前と比べて大幅に高かった。遊んだ後はストレスが大きく減ったことも分かった。

 古賀教授は「複数の脳活動を測定した結果、明らかに差が出た。脳科学の見地からテーマパークでの体験によってきずなが深まることが裏付けられた」と話している。



 テーマパークは疲れるだけではなかったんですよ、お父さん

 子供にとって、恋人にとってはやはり大型テーマパークは非日常を堪能できる夢の島、ですね。

 私も正直ああいうテーマパークは面倒で行きたくない、と思いますし、無理して行っても、っていうのはありますけれど、ああいうところに行ったら面倒に思わず思いっきりはしゃぐようにしています。そのほうが相手も嬉しいでしょうし、やっぱり自分も楽しいものですよ。

 この研究に携わった古賀教授、なかなか面白そうな研究が目白押しです。そういえば世界一受けたい授業にも出ていましたね。「研究テーマ:治療は精神医学全般にわたり行っていますが、特にてんかん、不登校の治療が専門です。また、アロマセラフィーを科学的に検証し臨床への応用を試みています。研究面では精神生理学を専門とし、特に事象関連電位を用いた研究を行っています。」

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posted by さじ at 04:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 精神
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