脳内の「記憶」を映像として撮影することに成功していたことが18日、カナダにあるモントリオール神経学研究所(MontrealNeurological Institute)の発表により明らかとなった。
モントリオール神経学研究所研究を中心とするグループは、脳内の神経シナプスで記憶が形成される際に新しいタンパク質が形成され、それによってシナプス同士の結合が強化され記憶が形成されることに注目。
その上で蛍光タンパク質(fluorescent protein)を使い、神経シナプス内の新しいタンパク質の形成を映像化する試みに着手し、見事に成功した。
研究グループでは、脳内の長期記憶を映像として撮影することができたのは今回の実験が史上初、とした上で、長期記憶の形成過程を映像としてトラッキングしていくことにより、長期記憶が脳内でどのように形成されるか、より詳細に把握することができるようになるだろうと述べている。
形成過程を映像化。記憶を映像化するわけではありませんけれど、これでも十分凄いことです。
どんな人であれ、記憶力は良くなりたいと願っています。しかし人によって記憶の仕方が違うという謎もありますからね。映像記憶、画像記憶などの特殊能力もありますし(羨ましい限りです)
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