2009年06月26日

赤ワインに含まれるレスベラトロールの機序がとうとう判明する

赤ワインの健康効果の機序が明らかに

 適量の赤ワインが健康によいことはすでに知られているが、その理由がついに明らかにされた。ワインに含まれる成分の1つ、レスベラトロール(resveratrol)と呼ばれるポリフェノールに疾患予防効果があることは以前からわかっていたが、その体内での作用機序についてはこれまで明確にされていなかった。

 「レスベラトロールの利益は極めて幅広く、癌予防、心臓や脳の損傷からの保護、炎症などの加齢による疾患の軽減、糖尿病および肥満の解消、他ににも多数ある」と、研究著者の1人でオーストラリア、クイーンズランド大学生物医科学部准教授のLindsay Brown氏は述べている。今回の研究は、医学誌「Alcoholism: Clinical & Experimental Research(アルコール中毒症:臨床と実験研究)」オンライン版に6月10日掲載された(印刷版は9月号に掲載予定)。

 Brown氏によると、レスベラトロールが効果を発揮する機序として以下のことが考えられるという

 高用量のレスベラトロールは、アポトーシス(プログラムされた細胞死)を増進することにより癌を予防する。低用量では、細胞保護を増進し、損傷を減らすことによって心臓の健康状態を改善する

 活性酸素を体内から除去するのを助け、細胞への血液供給を向上させる。

 このほか、消化管および肝臓ではレスベラトロールのほとんどが不活性化されていることから、レスベラトロールが血流内に吸収される機序についても研究中である。同大学のStephen Taylor氏は「興味深いことに、(赤ワインを)すぐに飲み込まずにゆっくりと口腔内の粘膜を通して吸収されると、血中濃度が100倍になることがある」と述べている。



 アスピリンジレンマみたいな低容量と高容量の作用があるんですね。レスベラトロールの場合どちらも良い作用に働くみたいですけれど。

 まあ赤ワインをがぶがぶ呑めば良いというわけではなく、適量をじっくり呑むことが体にも良い飲み方でしょう。アルコールが効くわけではなく。レスベラトロールが効くわけですからね。アルコールで体壊しても意味ないので。

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posted by さじ at 14:07 | Comment(2) | TrackBack(0) | がん
この記事へのコメント
レスベラトロールはできたての新鮮な赤ワインにしか含まれていないそうです。
とても不安定な物質らしいです。
時間の経過とともに急速に分解されてしまって、
んだから熟成された年代物の高級なワインほどレスベラトロールが含まれていないそうです。
でも今年のワインだろうとお店に並ぶ頃には分解されてほぼなくなってしまってるそうなので、
業務スーパーで赤ワインリッター買いしてきてがぶがぶ飲んでもムダって聞きました。
Posted by あんずちゃん at 2009年07月21日 02:01
へーなるほど。ありがとうございます!
ということは赤ワインが良いというより抽出物が良いというだけの話ですかね。
赤ワインも不況で大量に廃棄されたりしてるみたいなんで、そこから抽出できれば一攫千金も狙えるかも。
Posted by さじ at 2009年07月29日 23:18
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