米メルクの子会社、万有製薬は4日、女性の子宮頸がんを予防するメルクのワクチンについて、世界保健機関(WHO)から品質や安全性などの基準を満たすワクチンとして認定されたことを明らかにした。認定を受けた子宮頸がん予防ワクチンは初めて。同ワクチンは米国など111カ国で製品として承認を受けているが、日本での承認取得にも追い風となりそうだ。
このほど認定を受けたのは子宮頸がん予防ワクチン「ガーダシル(製品名)」。同認定は「事前認定」という制度で、WHOが品質や安全性、有効性などの基準に沿ったワクチンと認めるもの。国連などが認定によりワクチンを調達しやすくなる。
以前はアメリカでも、このワクチンが普及するとより避妊具をつけなくなる、といわれたりしていましたが、まぁそれは個人個人の意識の持ちようですからねぇ。子宮頚癌の予防ワクチンが承認されたことで多くの女性がリスクを軽減することができるようになったのは誉れ高いことだと思います。
まぁそれでもやはり定期的な検査による早期発見が必要ですけどね。そういえばつい12時間ほど前に散髪してきたんですけれど、そのとき切ってくれた美容師さんの奥さんが子宮頚がんになってこの前手術した、という話をしておりました。定期健診していたので早期発見できて簡単な手術で済んだそうです。
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