掘り出しニュース:ラッキョウで細胞培養液と凍結液
県特産品のラッキョウを使った細胞培養液と凍結液の開発を、福井大大学院工学研究科の寺田聡准教授らの研究グループが進めている。液は損傷した臓器や細胞組織を作り出して治療する「再生医療」に不可欠だが、現在は輸入された牛の胎児の血清が使われ、BSE(牛海綿状脳症)など感染症の懸念が残る。寺田准教授はラッキョウに含まれる成分が細胞凍結などに適していることを突き止め、植物由来の液の開発に乗り出した。
寺田准教授によると、ラッキョウには水溶性食物繊維のフルクタンが多く含まれる。フルクタンは細胞増殖を促進する効果があるほか、凍結液に用いると解凍の際のダメージから細胞を保護する。この特性は、06年に寺田准教授が実験中に発見した。
甘酢漬けの製造工程では、原料となるラッキョウの半分近くが使われずに廃棄されている。県農業試験場の研究で生ラッキョウの球根部1キログラムから100グラム以上のフルクタン乾燥粉末を得るめどが付き、安価に入手できる。現状では細胞の増殖促進や保護する効果は牛の血清が勝っているが、寺田准教授らは今後フルクタンの構造解析を進め、同様の効果を目指す。
寺田准教授は「再生医療で作り出された臓器などを安全で確実に保存できる凍結液を開発したい」と話している。
ご当地モノ。
しかしこれは斬新。普通はこう、食べると健康に良いよとかを謳ったものばかりなのに、これは細胞の凍結がうんちゃら、というもの。
まさかラッキョウの抽出物を再生医療に応用するたぁ誰も思ってなかったでしょうねぇ。安易なご当地モノよりよっぽど衝撃的です。
2009年06月20日
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つきましては、寺田先生にこの水溶液を送ってフルクタンの分析をしてもらい、今後医薬品として利用していただければ、幸いと考えております。メールをいただければ有難いです。
オサナイ