米名門のハーバード大学(Harvard University)が、同性愛やトランスジェンダー学の教授職を新設することになった。関係者が3日明らかにした。
同大のゲイ・レズビアン連盟によると、教授職の新設にかかる150万ドル(約1億4500万円)の費用は同連盟のメンバーならびに支援者が提供し、同性愛研究の分野で著名な学者を定期的に招聘したいとしている。
初代教授は2010年の秋学期に向けて任命され、文理学部で女性学委員会の協力のもと、ゲイ、レズビアン、バイセクシャル、トランスジェンダー、セクシャリティについての授業を行う。
また、教授職には、1920年代後半から亡くなる1950年まで同大教授を務めたF.O.マシーセン(F.O. Matthiessen)氏にちなんだ名称が付けられる予定という。マシーセン氏は、ボストンのホテルで投身自殺したが、同性の恋人であった芸術家ラッセル・チェイニー(Russell Cheney)氏の死を悲観してのものだったと考えられている。
進んでるなぁ。名門中の名門、ハーバード大で同性愛学を学べるとは。
同性愛の学問って要するに社会との折り合いについてとかですかね。心理学的な側面になるんでしょうか。日本のように同性愛がほとんど受け入れられていない国にこそ、こういう学問は需要がありそうですけれどね。同性愛者の社会からの抑圧は、おそらく尋常ではないでしょう。それをサポートするためのカウンセリングなどが必要だとは思うのですが、なかなか難しいですね。
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