2009年06月01日

ノーベル医学賞受賞者、ロバート・ファーチゴット氏が死去。

「バイアグラの父」R・ファーチゴット氏死去=ノーベル医学賞受賞

 性的不能治療薬バイアグラの開発につながった一酸化窒素ガスの研究で1998年にノーベル医学・生理学賞を受賞した米国の薬理学者ロバート・ファーチゴット氏(写真)が19日、米シアトルで死去した。92歳だった。同氏の娘のスーザンさんが確認したとして24日付のニューヨーク・タイムズ紙が伝えた。

 同紙によれば、ファーチゴット、ルイス・イグナロ、フェリド・ムラド各氏による研究は、大気汚染物質として広く知られる一酸化窒素が、心臓血管システムで重要な情報伝達物質として働き、血圧や血流に作用することを証明

 一酸化窒素の血管を拡張させる機能は、ファイザー社によるバイアグラ開発への重要なステップとなった。

 98年のノーベル賞授賞に当たりスウェーデンのノーベル賞委員会は、ガスが人体内で重要な生化学的機能を果たせることを初めて実証したと3氏を称えた。



 バイアグラの父、とはなんとも…名誉なのか不名誉なのか分からんニックネームですね。

 ですがホントに凄いことをした人で。もともとバイアグラも心臓の薬として作られて、血管拡張作用によるインポテンツ改善効果もあったためにそっちのほうが有名になったというわけです。


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posted by さじ at 22:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理
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