日本人医師が常駐するクリニック「ニホン・プレミアム・クリニック」が5月15日、ノビナ・メディカル・センター内に開業した。
同院には日本人医師3人が常勤しており、症状に合った専門医が診察を行う。シンガポールでは、初期治療を行なう一般医と高度な検査や治療を行う専門医のクリニックに分かれており、症状に合わせて専門医への紹介を受けることになるのが通例。さらに高度な治療が必要と同院で判断した場合は、隣接するタントクセン総合病院への搬送も可能で、その際は同院の医師が同行して症状をタントクセン側の医師に伝えるシステムになっている。
同院の橋口宏院長は、シンガポールで26年間にわたって医療現場に携わっており、2院の日系クリニックを立ち上げた経験を持つ。橋口院長は「当院の開業に際しては、患者本位の医療を手がけられることを第一に考えた。専門医による診察をその場で受けられる一般クリニックは、シンガポールで初の試み。患者にとって最善のクリニックでいられるよう、これからも努めていきたい」と話す。
診療項目は総合診療科、小児科、眼科、消化器外科、耳鼻咽喉科、産婦人科、整形外科、皮膚科、外科。診療時間は、月曜〜金曜=9時〜12時30分・14時〜17時30分、土曜=9時〜13時。日曜・祝日休診。
いわゆる日本式の開業といったところでしょうか。ニーズはありそうです。科をみるに、かなり大きな病院みたいですねぇ。