2009年05月18日

豚インフルエンザの国内感染が1000人を超えた可能性

国内感染、1000人超えた可能性

 国立感染症研究所の田代真人インフルエンザウイルス研究センター長は17日、滞在先のジュネーブで記者団に対し、日本国内で新型インフルエンザの感染が確認されたことについて、「(感染者数は)すでに1000人レベルを超えた可能性がある」と述べた。

 田代氏は、新型インフルエンザの警戒レベル引き上げの是非を世界保健機関(WHO)事務局長に提言する緊急委員会の委員。レベルを現行の「フェーズ5」から世界的大流行を意味する「6」に引き上げるには、北米以外で感染が継続していることが要件になる。田代氏は「(今後の日本の状況が)フェーズ6に引き上げる判断材料になる可能性がある」と指摘した。

新型インフル、兵庫が全小中高を休校…大阪も中高

 厚生労働省などの発表によると、国内で確認された新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の感染者は18日午後1時現在で、計130人に達した。

 新たに確認された人には、神戸市の60歳男性と5歳男児が含まれているほか、同市のJR三ノ宮駅にある売店の女性店員や三菱東京UFJ銀行三宮支店の女性行員の感染も確認された。感染者はいずれも軽症という。一方、厚労省は同日未明、大阪府や兵庫県に全中学、高校の臨時休校を要請。これを受け、大阪府内では公立の全中高で、兵庫県内では公立の全小中高で、それぞれ臨時休校措置がとられた。各自治体は私立校についても休校を要請している。

 大阪府は18日、政令市を除く市町村教委や私立・公立各学校に対し、同日から7日間の臨時休校の措置をとるよう通知。独自の基準として、感染者が在住するなどする8市町に対しては、公立・私立の小学校や幼稚園、専門学校などにも臨時休校を求めた。兵庫県は、中・高校に加え、市町立と私立の小学校にも同様の措置をとるよう要請した。

 大阪市と神戸市は、中・高校に加え、市立の全小学校、幼稚園、特別支援学校、市立大の休校、休園を決定。堺市は中・高校のみを休校措置とした。

 読売新聞の集計によると、大阪、兵庫両府県で、臨時休校の対象となった小学校は1323校、中学校は915校、高校は497校となり、影響を受ける生徒、児童は特別支援学校なども含めると計約134万人に上る見通し。

 一方、JR西日本グループの「ジェイアール西日本デイリーサービスネット」(大阪市)によると、感染が確認されたのはコンビニエンスストアで働く50歳代の女性。16日からのどの痛みなどがあったが、17日午前は勤務し、午後に受診した。同社は女性と接触した可能性が高い約50人を自宅待機とした。

 三菱東京UFJ銀行の行員は24歳の女性。感染拡大を防ぐため、同行は三宮支店と同じビル内にある三宮支社の行員計約70人を自宅待機させた。周辺の支店などから行員約30人を派遣し、営業は続けている。

 神戸市の白井千香・予防衛生課長は「高校生以外にも感染が確認されており、感染が蔓延期に入ったと言えるのではないか」と話した。



 とうとう爆発的に広がりましたねぇ。どこから入ったんでしょう?それを突き止められたら結構面白いかなと思うんですけどね、疫学的に。

 高校生が感染するぐらいだったら軽症だと思うんでいいんですけど、高齢者にまで広がってしまうと、死者が出てしまう可能性もあるので怖いですね。他の人に絶対に広げないような意識の持ちようが必要となってくると思われます。

関連
医学処:豚インフルエンザの感染症に関する情報について
医学処:新型インフルエンザの機内検疫を行っている医師の話。
広告
posted by さじ at 22:02 | Comment(1) | TrackBack(0) | 感染
この記事へのコメント
関東にも来たらしいですね
Posted by さじ at 2009年05月21日 00:56
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。