京都大付属病院で、放射線治療を受けた40代の男性がん患者に対し、過剰な放射線照射が行われていたことが14日、分かった。同病院は既に、患者に調査結果を報告し、病院の過失を認めて謝罪したという。
同病院によると、患者は2003年11月に脳神経外科で脳腫瘍手術を受けた後、04年1月まで放射線治療科で放射線治療を受けた。昨年6月ごろから、下半身にしびれを感じるなどしたため、9月に同科に入院。病院が検査した結果、放射線治療時の過放射が原因だったことが判明した。
治療では、頭部から腰骨までを3つの部位に分割して放射線が照射されたが、分割設定の際につなぎ目を誤認し、一部重複して当てられていた。本来より約40%多く照射されており、下半身のしびれなど晩発性放射線脊髄炎を引き起こしたとみられる。
患者は現在、同病院で治療を続けているが、歩行できない状態だという。
おうわー。こういうミスもなくなりませんね。。。
いくらコンピューターが発達して便利になったといっても、まだ人為的な操作をするところが多いし警告もあいまいだったりで、なかなか難しいところもありますね。放射線治療は有用性もあるし便利なんですけれども。