2009年05月17日

不妊治療指定医療機関の25%が安全マニュアル未整備だった

不妊治療の指定医療機関、4分の1が安全マニュアル未整備

 不妊治療の公費助成対象となる指定医療機関の4分の1で、安全管理マニュアルが整備されていなかったことが15日、厚生労働省の調査で分かった。

 今年2月に取り違え問題が発覚した香川県立中央病院(高松市)以外でも、安全管理の不備がある実態が浮き彫りになった。

 指定医療機関に対する現行の国の指針には、マニュアル整備など、取り違え防止に必要な措置が盛り込まれておらず、国の対応の甘さも露呈した形。厚労省は同日、マニュアル策定を含む対策を追加した新しい指針を、指定医療機関を指導する都道府県に通知した。

 調査対象は指定医療機関の564施設(回答は563施設)。使用する器具に患者名を記入したり、複数のカップルの受精卵を続けて扱わないといった対策は99%が徹底していたが、26%の施設に安全管理マニュアルがなく、16%が取り違えを防ぐためのダブルチェックを行っていなかった

 昨年12月以降の3か月間に、受精卵の保管施設の電源が切れるなど、医療事故につながりかねない問題があった施設は17%、それを施設内で報告する制度がないという施設も15%あった。



 人的ミスはどうしても起こってしまうものですが、できるだけ起こさないためにも、ダブルチェックは必要です。

 一人一人の心がけも大事ですが、徹底するには、やはりマニュアル作りも重要になってくるんですよね。失敗をしないためにも。
広告
posted by さじ at 01:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生殖
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。