群馬県内の基幹病院などで深刻化する医師不足を受け、県は前年度に引き続き、群馬の小児科、産婦人科、麻酔科で勤務する意欲のある研修医や大学院生を対象に「医師確保修学研修資金」の貸与希望者の募集を開始した。
資金は、将来的に県内の公立病院などで、3科の医師として勤務する意志がある県内病院の研修医や、県内外の医科大学院生を対象に貸与する。
貸与額は年額180万円で、新規と継続をあわせ28人を募集。審査を経て、最長4年間、継続される。貸与終了後は、県が指定する公立病院などに一定期間勤務すると資金の全額か、一部の返還が免除される。
この制度は、人材を県内外から広く募集し、群馬に医師を定着させようと平成18年度に開始。20年度まで毎年度募集枠を広げ、追加募集も実施し、これまで延べ66人に貸与を行ってきた。
一方で昨年末、小児科医に絞った5人の追加募集は2人の応募にとどまった。県医師確保対策室は「厳しい状況の診療科に1人でも多くの人材が集まるよう、応募を求めていきたい」などとしている。
応募締め切りは5月29日。問い合わせは同室(電)027・226・2540。
どこの県も苦労してます。医師不足を解消するために入学定員を増やしたりはしていますけれど、それで解消されるのは10年ほど待たないといけないでしょうしねぇ…。
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医学処:医師臨床研修に都道府県ごとの定員を定める案が出ている。
医学処:都心部の研修医募集定員を削減する方針。
どの県も、さまざまな取り組みをやっていますが、
最終的には学生がいきたがらない病院には
お金がない、学生しか集まらないのでしょうか
僻地医療と奨学金の問題は本当に難しいです。
僻地であってもそれなりのメリットがあるような病院ですと結構人気あったりしますけれど
何もとりえがない、ただ給料だけが良いという研修病院もありますからねぇ。
僻地であっても研修医に対する教育をしっかりするとか、そういうアピールが出来れば挽回のチャンスはあると思います