2009年05月10日

消防士のほうが高所恐怖を感じやすい。

消防士も高〜い所が怖〜い 「恐怖度」調査

 屈強な消防士も実は高い所が苦手―。東北大大学院文学研究科の仁平義明教授(心理学)と大学院生の佐藤拓さん(29)が、こんな調査結果をまとめた。

 調査は2007年、宮城県の男性ベテラン消防士(平均年齢46.5歳)105人と、仙台市内の大学生男女289人を対象に実施。恐怖の対象として84項目を挙げ、恐怖をどの程度感じるかを5段階で記入してもらった。

 調査結果によると、「傷口を見る」「うじゃうじゃいる虫」「無視される」といった精神的な恐怖は、消防士の方が大学生よりも低い度合いを示した。だが、「高い場所」「高いビルから下を見下ろすこと」との項目だけは消防士が上回った

 仁平教授は「高所恐怖は、女性より男性の方が高いことは心理学で知られていたが、大学生と比べ消防士の方が高いとは新鮮だった。恐怖感情は安全弁。高所の危険を知っている消防士だからこそ、高い指数を示したのだろう」と分析する。

 経験を積むごとに視野が広がり、危険察知能力も高くなる傾向があるようだ。仙台市青葉消防署の大町正人消防司令補(42)は「職務に就いて10年たった30歳すぎに、あらゆる危険を想定できるようになり、高所を怖いと思うことも確かにあった」と振り返る。

 仁平教授は「たくましいイメージを持たれる消防士は『弱い自分』を出しにくくなり、精神的に追い込まれることもある。自分の内なる恐怖と闘いながらも業務に当たっていることが調査で分かった」と話している。



 恐怖というものは、人間が生きるために必要な感情です。人生を総括的に考えて、恐怖を感じやすい人と感じにくい人では感じやすい人のほうが長生きする気がします。危機意識が高いということは安全な行動をするわけです。

 消防士も、高いところの危険を知っているからこそ、高い場所に恐怖感情を抱くのでしょう。弱い、とかそういうのではなく、自身の恐怖感情をあるがままに受け入れるからこそ、立派な消防士になれるのでしょうね。


広告
posted by さじ at 06:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 精神
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。