世界ランク37位の吉田海偉(27=フリー)が、北京五輪銀で世界ランク1位の王皓(中国)を相手に1ゲームを奪う健闘を見せたが、1−4(9−11、8−11、11−8、3−11、4−11)で敗れ、メダル獲得はならなかった。
1回戦の辛勝以降、徐々に調子を上げてきて臨んだ準々決勝も「レシーブ、サーブ共に調子は良かった」。大観衆の声援にも後押しされて、第3ゲームを奪取した。しかし相手は世界ランク1位。第4ゲームには、それまでとサーブを変えて本気モードになった王につけ入るすきはなく、相手の両ハンドドライブの前に敗れた。
敗戦にも「(自分の)フォアドライブには手応え感じた」と前を向いた。8月からはフランスリーグに参戦する予定。「ヨーロッパには両ハンドのうまい選手が多いので、そこで慣れたい」と課題克服を誓った。
吉田、世界1位に「どんなボールも返ってくる」 卓球世界選手権
男子シングル準々決勝で善戦するも王皓に負けた吉田海偉=横浜アリーナ(今野顕撮影) 「どんなボールを打っても返ってきた。怖さがあった」。ベスト4をかけて世界ランク1位と向き合った吉田は、敵との差を痛感した。第3ゲームを奪うと、相手はサーブの回転をそれまでと逆にした。柔軟な変化に「リターンできなかった。悔しい」。対応力でも敵が上だった。
実業団連盟を脱退するグランプリ大阪と契約を終了。この夏はフランスリーグに挑む。「欧州の選手はパワーがある。そのボールに慣れたい」と進歩を誓った。
吉田ー!!
いやーいい試合でした。負けたのは仕方ない。いや仕方ないという言い方は吉田選手に失礼ですね。
吉田のサーブがもうホント凄くて、相手も苦戦しているように感じました。しかしそれ以上にワンハオのサーブが上手かった。途中からワンハオは吉田のサーブに慣れてきましたけれど、ワンハオは中盤から繰り出し始めたために慣れることはなかったですね。戦略の違いでしょうか。
打ち合いでは負けていなかったと思います。その点では吉田の成長が見て取れるかなと。フランスリーグ、頑張ってほしいですね。吉田の卓球が進化した姿を、見てみたいです。
頑張れ吉田海偉!!
日産休部、広がる波紋=大矢は入社断念−卓球
日産自動車の男子卓球部休部発表から2日たった11日、ジャパントップ12が行われた東京・代々木第2体育館でも関係者が「撤退」を惜しんだ。
1月に現役を引退したOBの松下浩二氏は「残念だし、(不況の中で)やっぱりなと思った」という。日産を経てプロとなり、選手のマネジメント会社も設立した経験から「底辺をしっかり広げていかないと日本の卓球は駄目になる。トップ(レベル)だけでなく、アマチュアのリーグは必要」と指摘した。
また、今春の日産入りが内定していた大矢英俊(青森大)は入社を断念し、別の実業団を中心に進路を考え直すという。
卓球では吉田海偉のいるグランプリ大阪も日本リーグを脱退した。吉田は日産にも所属したことがあり、複雑な表情でドイツやフランスなど欧州のクラブでのプレーを目指す考えを示した。
日産自動車は卓球にたいして非常に理解のある会社でした。こういう企業がいるからこそ日本のスポーツは伸びるんだと思います。残念ながら不況の波には勝てないということですが、好景気になった暁には是非日産自動車の卓球部を復活させてほしいですね。
吉田海偉も日産自動車所属でした。
北京オリンピックの時、他の選手がみんな「日本のために戦う」と、まぁ決まりきったことを言っている中で、
吉田海偉は「日産自動車のために戦う」と。日本のために戦うのはもちろんだが、私を取ってくれた日産自動車のために、戦いたい、と。
以来、吉田のファンです。
医学処は、吉田海偉選手を応援しております。
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