世界卓球選手権が28日、横浜アリーナで開幕した。144カ国・地域から1000人を超える選手・役員らが参加、8年ぶりに国内で開催する大イベントだが、大会にも世界的な不況が影を落としている。思うようにスポンサーが集まらず、税収などの減少で自治体も公金の支出には及び腰。組織委員会側では目標としていた約5億4000万円の予算を、約4億6000万円で組み替えた。開会式のプラカードをなくしたり、大会後のパーティーを廃止するなど、運営経費削減に苦労している。
タイトルスポンサーが旅行業大手の「エイチ・アイ・エス」に正式に決まったのは今年1月のこと。不況下とあって、大企業に相次いで断られ続け、ようやく見つかった引受先だった。
「今回のスポンサーを決定した理由はグローバル化の推進」と同社営業戦略室広告グループリーダーの上原裕一氏。格安航空券販売で、広く若者から支持を集める同社だが、一方で「海外での知名度は低い」のがネックだった。「特にアジア市場に注力している」同社が目を付けたのが世界卓球だった。「卓球は中国で大変人気のあるスポーツ。中国の方々に社名を知っていただくいい機会だと判断しました」と上原氏は打ち明ける。
テレビ放映を見越し、会場内に設置される看板には日、英、韓、中の言葉で書かれた同社のロゴを並べ、世界の顧客にアピール。同時に中・韓では観戦ツアーも販売。スポンサー側でもメリットを求めるようになった。
一方、不況で開催自治体からのバックアップも期待できなくなっている。かつて、世界的なイベント開催の場合、複数の自治体が誘致に乗り出したが、最近は自治体側も明確な開催意義を求めるようになった。今回の名目は「横浜開港150周年を祝う事業」の一環。「国際都市・横浜を担う市の職員の育成にもつながる」と横浜市スポーツ振興課の荒川隆課長は説明する。
財政面でシビアな横浜市だけに、財政支出を市民ボランティアの経費や大会事務局設備費など最小限に抑える。一方、横浜市の外郭団体の事務所の提供や市職員の派遣といったお金のかからない「現物提供」で大会をサポートする方針だ。
荒川課長は「行政や民間におんぶにだっこで大会運営をする時代ではない。今後はスポーツ団体側も具体的にどのようなメリットを与えられるか示す必要があるのではないか」と話している。
うーん、もっと観客からの集客でうまいこと収益を上げられないものですかねぇ。
なんかここ数日、アリーナ自由席がすでに完売していますけれど、アリーナのほうは半分以上がらがらですからね。多分自由席をあらかじめ買っている人がいて、いけなくなってしまったんでしょうけれど、別にがらがらなら状況を判断して売りさばくぐらいしてもいいと思うんですけどね。買えずにスタンド行く人も可哀想ですし。
グッズは飛ぶように売れてるみたいですけどね。
ちなみに今回のお店の中で一番良かったのは、新鋭のメーカー「Killerspin」でした。
何と言っても安い。こんなに安くていいのかっていうぐらい安い。そしてデザインがとても良い。サッカーのユニフォームを着るように、普通に着て歩けるようなデザインです。
逆にだめだなぁと思ったのはバタフライですね。あの紫のTシャツのいけてないこと。腹のあたりに「横浜決戦」って。ダサいにも程がある。
うまく今のニーズに沿った運営をしていくことで、収益を上げることが出来るように思います。あとは若い人がもっと来てくれるような工夫をすれば、もっと盛り上がること間違いなしですね。
今回はHISの英断に感謝したいところです。