2009年04月30日

母乳を与えた女性は、心臓発作などの心血管障害の危険性が減る

母乳を与えることは母親の心臓疾患の危険性も減らす=米の研究

 21日に発表された米国の研究で、母乳を吸わせて赤ん坊を育てたことのある女性は心臓発作や卒中、その他の心臓血管の障害を引き起こす危険性が減ることが分かった。

 研究は閉経後の女性13万9681人を対象に行われ、少なくとも1カ月間、子供に母乳を与えた女性は血圧やコレステロール値が低く、糖尿病にもかかりにくいことが判明した。授乳期間が長いほどこの傾向は顕著で、1年以上授乳したことのある女性は心臓血管障害が出る危険性が10%減少した。

 研究の中心となったシュワルツ医学博士は、母乳を与えることが赤ん坊にとっていいことだとはずっと以前から分かっていたが、この研究によって、赤ん坊と母親双方の健康にとって重要であることが証明されたと述べている。



 母親にも効果があるとは。やはり母乳を与える、という自然な営みの中には、それ相応のメリットがあるものなんですね。

 母乳を与えているときというのは母親にとっても至福の時だと言われます。そのときに分泌されるホルモンによるものなのか、それとも母乳を与えることで母子のつながりが強調され、後々ストレスのかからない育児が出来るのかはわかりませんけれど、やはり母乳育児を推奨したいところですね。

関連
医学処:母乳による育児を促進するため、医療従事者向けに指導ガイドを作成
医学処:母乳栄養の赤ちゃんはビタミンD不足にご注意。
医学処:母乳にはビフィズス菌を増やす成分が含まれていた。


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posted by さじ at 01:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 内分
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