2009年04月26日

美容外科診療の適正価格を知りたい。

美容外科の不安はやはり料金、価格差7.4倍の手術も--常盤薬品工業調査

 常盤薬品工業はこのほど、大阪大学美容医療学寄附講座と合同で実施した「美容外科診療価格実態調査」などの結果を発表した。調査の結果、多くの女性が「適正価格が分からない」といった理由から美容外科診療に不安を持っている通り、美容外科診療の価格は医療機関による価格差が数倍あり、料金の目安がわかりにくいことが明らかになった。

 2007年12月に20代から60代の一般女性1,000人を対象に実施した「美容意識調査」の結果をみると、美容外科への不安として「料金が高い」と回答したのは64.8%。また「適正な料金が分からない」が56.4%となっており、料金に関する不安が上位を占めた。

 この結果を受けて2008年12月には「美容外科診療価格調査」を実施。チェーン医療機関と開業医に分け、診療項目別にインターネットに掲載がある診療価格を比較。全国に5カ所以上の美容外科クリニックを展開する19の医療機関と日本美容外科学会役員名簿に掲載がある25人の開業医が調査対象となった。

 美容外科診療5分類14項目の項目のうち、最低価格と最高価格の差が3倍以上あったのは10項目、5倍以上はチェーン医療機関の重瞼術(埋没法)、同じくチェーン医療機関のフェイスリフトなど4項目だった。最大の価格差は開業医の腋臭多汗症のその他の手術で7.4倍にもなっている。

 また、「美容医療クレームに関する調査」によると、国民生活センターへの美容医療に関する相談件数は2005年以降1,000件を超え、この10年で約3.4倍の急増。サービス別では「契約解約」、「役務品質」のクレームが多く、「価格料金」は3番目。サービス内容では、特に「包茎手術」「脱毛」「二重まぶた」に関する相談が多いという。「15万と記載されていたが、手術中に手術内容の変更を告げられ120万円を超える額を請求された」といった悪質なケースも目立っているとしている。



 まあ個人的には美容形成というジャンルはサービスを提供する「医療」というより「商売」みたいなものだと思うんで、価格差や評判などあっても構わんとは思いますが。(それなりのリスクをしょって美容外科の看板掲げてるんだし、暴利でも選ぶのはその人自身だし。それってどんな商売でも共通のことでしょう)。まぁ手術直前とか直後に価格を上げるようなところは医師免許剥奪とかでもいいと思いますけれど。商売だし。

 一般の人で分かりにくいかもしれないのは、美容形成と形成外科の違いです。形成外科=美容形成じゃありません。腕は形成外科のほうがいいかもしれませんけど。

 美容形成は何でもない顔のコンプレックスを払拭するためにあるようなものです。しかし大学病院や大きな病院の形成外科医がやっていることは、病気で障害された外見的な異常を出来るだけ改善するという「医療」です。

 例えば火事で負った火傷とか、先天的な神経の異常によって引き起こされた眼瞼下垂とか、顔に出来た腫瘍の除去とか。乳がんの手術後などの繊細な場所では形成外科医と合同でやることもしばしばあります。傷が残らないように皮膚を縫うスペシャリストだからです。

 医学処は形成外科医を応援しております。

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posted by さじ at 04:25 | Comment(2) | TrackBack(0) | 皮膚
この記事へのコメント
形成外科医にしか出来ない医療若しくは その発想からしか美容医療は生み出せない最終目標は精神の健康に活かされて行く医療として
Posted by みか at 2010年03月06日 10:09
美容形成は、最終的には「精神の健康」なんでしょうねぇ。おっしゃるとおり。
Posted by さじ at 2010年03月07日 14:30
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