2009年04月21日

気候が悪いときのほうが、物覚えは良くなる。

気候が悪いと物覚えがよくなる?=豪の研究

 オーストラリアのニューサウスウエールズ大学の研究チームの実験で、寒くて風があり、雨が降っているような日の方が、太陽の光がさんさんと降り注ぐ快適な日よりも人間の物覚えがよくなるとの結果が得られた。

 チームは、人間のそのときのムードが細部を記憶する能力にどのような影響を及ぼすかを調べた。商店の棚におもちゃの大砲や赤いバス、子豚の貯金箱など10点を並べ、店から出てきた人に何があったかを尋ねた。

 その結果、寒くて雨風の天気の悪い日は天気がよくて陽気な日に比べて、人々の物覚えが3倍もよくなることが分かった。また、雨降りの天気の悪い日には、なかった物を答える率も低かった。

 研究の中心となったフォーガス氏は、天気が悪いことに起因するネガティブな気持ちによって記憶の正確さが改善されると予想していたが、その通りの結果となったと語った。

 同氏は、ムードがよくないことによって人は周囲のことに注意深くなり慎重さを増すのに対して、幸福感は人の注意力をそらし、自信と忘れっぽさを増幅するようだと分析している。



 太陽の光が降り注ぐようだと、幸せな気持ちになりますもんね。昔に比べて太陽にあたる時間が短くなったせいか、太陽にあたっているときはまったりと落ち着いた気持ちになれます。

 そういうときには注意力は確かに散漫になっているかもしれませんが、陰鬱なほうが集中できるんですかね。面白い研究です。それでも日光に当たりたいっちゃ当たりたいですけど。

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posted by さじ at 00:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 脳神
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