2009年04月14日

膵臓細胞に、甘味を感じる受容体が存在することを突き止める

おいしい糖尿病薬に道? 膵臓細胞に甘さ感知機能

 血糖値を下げるインスリンを分泌する膵臓の「ベータ細胞」に、甘味を感じる受容体が存在することを、小島至群馬大生体調節研究所長らのチームがマウスの実験で突き止め、米科学誌に7日付で発表した。

 受容体が甘味を感知すると、ベータ細胞がインスリンを分泌することも確認されたという。甘味がインスリン分泌を促すことが分かったのは初めて。

 糖分のない人工甘味料を使って、この受容体に働く薬を作れば、味は甘く、しかもインスリン分泌も促すため、糖尿病患者に朗報となりそうだ

 チームは、マウスの膵臓内に島状に点在するランゲルハンス島(膵島)を取り出し、中にあるベータ細胞に甘味受容体の遺伝子があることを確認。試験管内で、膵島にスクラロースなどの人工甘味料を添加すると、インスリン分泌が増加した。



 面白い。膵臓の受容体すらも「甘み」を感じることができる、とは。甘味って味なわけですから、糖分を摂取するために舌でしか感じないものかと思っていました。まさかの膵臓という臓器に甘味受容体があるとは。内分泌、計り知れないです。

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posted by さじ at 00:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 内分
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