細胞内の脂肪を分解する新しい仕組みを日米の研究チームが発見し、1日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。たんぱく質分解のときに起きる「オートファジー」(自食作用)という仕組みが、脂肪分解にも寄与しているのが初めて分かった。肥満治療薬などの開発に役立つ可能性があるという。
オートファジーは、飢餓状態になった生物は、細胞内のたんぱく質を膜で包んでアミノ酸に分解し、エネルギーを得たりする仕組みとして知られる。研究チームが、マウスの肝細胞を観察したところ、飢餓状態になると、膜が現れて細胞内の脂肪を包み込み、リソソームという小器官が結合して分解するのを発見した。脂肪の周りには、オートファジーに不可欠なたんぱく質が存在していた。また、オートファジーが起きないよう遺伝子操作したマウスの肝臓を調べると脂肪肝となった。
ここまで進歩し続けた医療においても続々と新発見が出てくるものです。一体生物の身体はどれだけ神秘的なのか。
今のところ肥満の治療としてはやはり運動と正しい食生活が求められたり、一部肥満治療薬などもありますが、この発見でもしかすると数年後には新しい肥満治療薬が出来るかもしれません。太りやすい人・太りにくい人の細かな違いなども明らかになるときがくるかも。
おもしろいブログですねえ。
情報量の多さ、正確さに感心しますし、コメントも的確です。
それに、このメンテナンスを3年以上続けておられるのも驚異です。
医師国家試験の結果を探すときにひっかかって、
それからちょくちょく拝見しておりました。
私は内科医(消化器専門)。
これからも興味深く拝見させていただきます。
がんばってください。
コメントありがとうございますー。
いやいや大したことはしてないのですが、そういっていただけるとホント嬉しいです。
結構多忙ではありますが、出来るだけ続けていきたいと思います。
本当にありがとうございます、これからも宜しくお願いします。