着たままで医師が聴診できる「聴診衣」を、帝人の子会社、帝健(大阪市)が開発した。衣類の上から聴診器を当てるので、下着を脱ぐことに抵抗のある人もスムーズに健診を受けられ、時間短縮にもつながる。学校などへのレンタルを始めたが、好評なようだ。
下着をつけたままで健診する学校や医療機関もあるが、聴診器や皮膚との摩擦で雑音が起き、心音や呼吸音を聴くのが難しい。時間もかかるうえ、医師が聴診器を下着の中に入れるなどしてトラブルになった例もある。
直径数マイクロメートル(マイクロは100万分の1)の極細繊維を高密度で編んでしなやかな素材にし、摩擦を大きく減らして雑音を低減したという。近畿大学の医師との共同開発。
3月末、第1号で使用した日本工業大学(埼玉県)の健診担当者は「男女同時に健診でき、いちいち服を脱ぐ手間も省けた」と話す。レンタルは1枚500〜千円程度、5月末をめどに販売も始めるという。
まぁこれを使っても男女同時に検診することはないとは思いますけれど、それにしてもいい発明です。
いや、医師側からしてみれば別にいやらしい目的でやるわけではないし、異常を見逃さないよう必死で聴いているわけですけれど、多感な年頃にはそういう理屈も通じないんでしょうね。でも服の上から聴くより直にあてたほうがそりゃ聞きやすいですよね。
学校検診のトラブルが減るならこういうのを学校側で導入したほうがいいんじゃないですかね。
女子高生への内科健診は、下着をつけたまま行うべきではない。