アメリカに、5歳以降に起きた出来事を逐一記憶している男性がいる。専門家によると、このようにズバ抜けた記憶力を持っているのは世界でわずか4人しかいないとのことだ。
イギリス「デーリー・テレグラフ」24日付の報道によると、このアメリカ人男性とはロサンゼルスに住むテレビプロデューサー。自分がズバ抜けた記憶力を持っていることは中学に入ってから気づいたという。学生時代、勉強内容を難なく覚えることができたとのことだ。
現在58歳のこの男性は、5歳以降、自分の誕生日をどのように祝っていたのか、40年間の正月の過ごし方などを事細かに思い出すことができるという。また1971年以降、誰がアカデミー賞を受賞したかもしっかりと覚えているとのことだ。彼の携帯電話のアドレス帳は「真っ白」で、友達の電話番号はすべて頭の中に入っているという。
専門家によると男性は「超常記憶総合症」という珍しい病気で、患者は現在世界にたった4人しかいない病気の原因については特定できていないとのことだ。
どの分野にいても、記憶力というのもは必要なスキルです。覚えないより覚えているほうがいい。
しかしこの方のように「何でも覚える」ということは「忘れられない」ということであり、人間に備わった「嫌な記憶を忘れる」という事象も起きないのでしょう。
それは記憶力がいいから得をしたという点よりも、大きいことかも。案外苦しいものなのかもしれませんね。
関連
医学処:憂さ晴らしに酒を飲んでも、嫌な記憶が強化されるだけ。
医学処:高齢者は若い人よりも嫌な記憶を消すのが上手い。
医学処:サヴァン症候群の新しい能力は「動物と会話することができる」