2009年03月31日

百日咳の患者数が過去最悪のペース。流行が止まらない。

百日ぜき患者数最悪ペース、初夏に流行の可能性

 激しいせきが続く百日ぜきの患者数が、今年は過去10年間で最悪のペースで増えていることが国立感染症研究所の調査でわかった。

 調査は、国内3000か所の小児科を選定。今月8日までに報告された患者数は775人で、流行した昨年同期(582人)の約1・3倍。北海道から九州まで広い範囲から報告が寄せられており、初夏の流行期にはさらに増える恐れがある

 近年、百日ぜき患者は右肩上がりで増加。2005年は1358人だった患者数が、07年には2926人に増え、流行した08年は6749人に達した。

 ここ10年は大人の感染が増えているのが特徴で、10年前は数%だった20歳以上の患者の割合が、昨年は36・7%を占めた。百日ぜきは定期予防接種の対象だが、乳幼児の時に打ったワクチンの効果が大人になって薄れたのが原因らしく、それが患者数全体の増加につながっている可能性もある。

 百日ぜきは激しいせきが数か月続くほか、乳幼児だと手足にマヒなどの後遺症が残る場合があり、重症だと死亡する。



 予防接種を受ければかかることはない、とされていますが実際はその効果が薄まれば大人になったときにかかることはあるということですね。

 なんか増えているらしいので要注意です。そういえば毎年、当ブログでも春ごろに百日咳のニュースを取り上げている気がします。

関連
医学処:香川大学医学部で百日咳の大流行。職員にまで広がり休講に。
医学処:なぜか大人の間で年々広がっている、百日ぜきの流行。
医学処:百日咳、何故か急増中。大人の感染に注意して。
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posted by さじ at 01:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 感染
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