日本医師会と日本移植学会など24学会・研究会で作る「臓器移植関連学会協議会」は14日、東京都内で記者会見し、15歳未満の脳死下での臓器提供を可能にする臓器移植法改正案を、今国会中に採決するよう訴えた。近く全国会議員に要望書を送付する。
日本医師会の宮崎秀樹参与は、「国の世論調査では過半数の国民が、『小児からの臓器提供を認めるべきだ』と考えている。法改正の条件は整っている」と強調した。
患者団体も4月14日、国会議員に同法改正を訴える集会を都内で開く予定。
毎年毎年、見送られている臓器移植関連法案ですが、WHOも日本に対して怒り心頭のように、もうそろそろ審議してもらえないもんですかねぇ。
よく日本の医療の歴史においては、重要人物がどうのこうのするとすぐに法改正されたりするもんですけど、例えば大使館に勤めている外国人の息子だとか、政治家の子供が移植が必要になったりすると、すぐに法改正されるんですかねぇ?それとも日本医師会が昔のように権力を取り戻したら、すぐにでも動くんですかねぇ?
絶対必要なことなのに何故ここまで進まないのか、わかりません。道路と違ってお金に結びつかないからなんでしょうか。他人の痛みを知れとはまさにこのこと。政治家の良心に期待したいところです。
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