スペイン保健省は6日、牛海綿状脳症(BSE)に感染したウシなどから伝染すると見られる変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)により、北部都市サンタンデルの女性が今年1月に死亡したと発表した。スペインのvCJDによる死者は、2005年以来5人目となった。
スペイン国立狂牛病研究センターのホセ・バディオラ所長によると、亡くなった女性は昨年秋に入院していたという。
2001年にスペインで最初に確認されたvCJDによる死者は、首都マドリード郊外在住の若い女性だった。2007年12月には北部レオン州で50代の女性が死亡。08年2月にレオン州で41歳男性が、同8月にこの男性の60代母親が死亡した。
昨年亡くなった親子については、同一家族内からのvCDJによる死者として初めてと見られている。
vCDJによる死者が出たこと受け、保健省は牛肉業界への風評を懸念。vCJDの発症までには10年近くかかることから、死者はいずれも9年前に欧州で基準が強化された以前に感染していたと述べ、流通している牛肉に問題はないと通達している。
あの非常に有名となったBSE問題、今ではどのようになっているのでしょうね。日本でもあと10年後ぐらいに再度問題になったりするのでしょうか、「発症」という形で。。。
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医学処:変異型ヤコブ病で2人が死亡する。
医学処:ヤコブ病患者の手術で使った器具を通常消毒で再利用してしまう。