4月9日(しきゅう) 子宮頸がんの検診
4月19日(よういく)(ひ) 離婚後の子の権利
「49の日」、「419ひの日」など、女性に関係するユニークな記念日が、3月から4月にかけて続く。単なる語呂合わせにとどまらず、女性のためのメッセージを込め、各種イベントが行われる。
農山漁村の女性の地位向上や活躍を推進する日として定められているのが、3月10日の「農山漁村女性の日」だ。農山漁村の女性の三つの能力(知恵、技、経験)を、トー(10)タルに発揮してほしいという願いが込められている。
農林水産省が1988年に定め、22回目の今年も、東京都新宿区の日本青年館で記念行事が行われる。昭和女子大学学長の坂東眞理子さんらが女性の社会参画について討論するほか、各地で活躍する農山漁村の女性を表彰する。
4月9日を「子宮の日」と称して、子宮頸がんに関する啓発を行っているのは、市民グループ「子宮頸がんを考える市民の会」。2006年に定め、「子宮頸がんは定期検診で防ぐことができる」として、チラシやグッズを配るなどの活動を続けてきた。
今年は新たに「LOVE49」というキャッチコピーを掲げ、Tシャツやバッジを作成。4月9日を中心に、全国各地でキャンペーンを行う。
「よういくひの日」は、ひとり親家庭を支援するNPO法人「Wink」が4月19日と定めた。離婚後の養育費の支払いや子どもと別れた親の面接交流を、子どもの権利として訴え続けている。今年で7回目。東京・芝の「女性と仕事の未来館」でイベントを開く。
同法人は、今年のイベントに合わせて絵本「会えないパパに聞きたいこと」(太郎次郎社エディタス、1500円税別)とCD「だいじょうぶ」(1440円税込み)を制作。当日は、この曲のライブも予定している。
癌は高齢者の病気ではありません。特に女性の場合は子宮や卵巣という大事な臓器をもっています。何の因果か、若い人にも癌が多く発生しやすいんです。
しかし癌が発生したからといって、子宮を全部取らなければいけないということはありません。早期に発見しさえすれば、部分的に取るだけで治療することができます。そのための子宮がん検診なのです。
特に20代の女性というのは、まだまだ他の国に比べて検診する人の数が少ないです。認識不足なのはどちらかというと国や医療機関の問題なのでしょうけれど、ここ数年、子宮がん検診をしようというキャンペーンは続々と行われています。
若いから安心の時代は過ぎ去りました。特に20代、30代の女性の方々、どうか検診を。早く見付ければ心配なことはありませんから。医療のまず最初の治療は「予防」です。次の治療は「早期発見」です。早めに治療しましょう。
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