2009年02月21日

八つ子出産にアメリカ国内で非難轟々。

米、八つ子出産に批判…医師は指針違反疑い 無職の母、子供14人に

 米カリフォルニア州で先月26日に生まれた八つ子を巡り、体外受精を担当した医師と、出産した母親への批判が米国内で強まっている。

 医師は米生殖医学会の指針に違反した疑いが強く、母親は既に6人の子供がおり、計14人の子供を育てていける経済的な余裕がないためだ。当初は出産を祝福したメディアも、「無責任な出産」と報じている。

 米メディアによると、担当医はマイケル・カムラバ医師(57)。出産したのはナディア・スールマンさん(33)。

 体外受精は通常、不妊に悩む女性を対象とし、同学会の指針では、35歳未満の場合、戻す受精卵は原則2個以下。40歳以上でも5個までとしている。戻す個数を原則1個としている日本などに比べ、米国では医師の裁量に任せられている部分も大きく、今回の出産では、スールマンさんの求めに応じ、医師は6個の受精卵を子宮内に戻した

 スールマンさんは、これまで5回の体外受精を行い、7〜2歳までの6人の子供を持つ。いずれもカムラバ医師が担当したとみられる。夫とは昨年離婚しており、精子は毎回、同じ友人から提供を受けたという。

 スールマンさんは無職で、子供たちと共に母親の実家で生活。州から毎月約2300ドル(約21万円)の補助を受けているほか、生活困窮者に対する毎月490ドル分の食料配給券も受け取っていた出産費なども未払いで、ネットで募金を呼び掛けたところ、非難するメールが殺到したという



 ひどい有様。こういう親のもとに生まれた子供というのはそれだけでかわいそうだ、と思います。

 医療が発達して、子供を救う率が上がりました。同時に、今までは絶対に助けられないような状態でも助けられるようになりました。果たして今の進歩がいいのかどうか、正直よく分かりません。社会、現実を考慮して、子供1人を責任をもって育てられるかどうか、といったところ。

 難しい問題ですけどね。無責任な出産はよろしくない。医師もしっかり倫理面を考慮して行うべきでしたね。
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posted by さじ at 00:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小児
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