2009年02月20日

日本小児科学会が小児の脳死臓器提供を来月にも検討する。

小児の臓器提供来月にも検討委…年内に新見解

 日本で臓器移植を受けられず、海外に渡る小児患者が後を絶たないため、日本小児科学会(横田俊平会長)は15日の記者会見で、脳死になった15歳未満の子供からの臓器提供を認めてよいかどうかを検討する委員会を3月にも発足させ、年内に新たな見解を打ち出す方針を明らかにした。15歳未満の臓器提供は、現在の臓器移植法では認められていない。



 先日の対日本の見解をうけての始動か

 医学処:他国での渡航臓器移植が制限される可能性がでてきた。

 でもこれは認められるべきです。倫理的な問題はあるかもしれませんけれど、倫理的な問題を考えるのは実際に病気で苦しんでいる子供のことを考えてからにしてもらいたいですね。なんか、お偉いさんや、その人特有の宗教観とかのために、助かるのに日本では助けられない子供がいる、という事実がやるせない。日本は、自分が窮地に陥らないと臓器移植のことなどまるで他人事ですからねぇ。

 そして日本では倫理的に禁止でも、海外で臓器移植をするのは賛成、ということで募金やらを美談として取り上げていますけれど、おかしな話だと思います。小児の臓器移植を認めるデモとか、そういった一般の方の活動もクローズアップされてこないと、状況は変わってきそうにありません。

関連:ヒルシュスプルング病の8歳男児、渡米して移植成功。
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posted by さじ at 02:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 移植
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