2009年02月07日

福島医大で先天性心疾患の無輸血手術のシステムを開発。

輸血なしで子どもの心臓手術 福島医大 若松医師らチーム

 福島医大心臓血管外科の若松大樹医師らのチームが、子どもの心臓病(先天性心疾患)手術を可能な限り輸血なしで行うシステムの開発に取り組んでいる

 患者の体重が軽いほど無輸血手術に伴う危険性が高まるが、若松医師らは昨年11月、体重4000グラムの低体重児の無輸血手術に県内で初めて成功した。輸血に起因する感染症などを心配し、無輸血手術を望む家族は多いといい、若松医師は「需要の高い無輸血手術の安全性向上に向け、さらに工夫を重ねたい」としている。

 小児心臓病の手術では術中、心臓からチューブでつないだ人工心肺で血液を循環させる。チューブは空気が入り込まないようにするため回路充填液で満たすが、これにより人工心肺を通る血液は回路充填液の分だけ薄まることになり、貧血が進み輸血の必要性が生じる。

 無輸血で手術するには、ある程度薄められても安全性を保てる血液の濃度と量が必要。血液量は体重に比例するため、体重が軽い赤ちゃんほど無輸血手術は難しいとされてきた。

 若松医師らが昨年11月、無輸血手術を実施した患者は、重症の心室中隔欠損症を患っていた相双地方の女児(4カ月、体重4000グラム)。人工心肺のチューブを短くするなどして回路充填液の量を減らしたほか、手術の時間を約1時間短縮、過剰な出血の原因となるヘパリン(抗凝固剤)の使用量を少なくするなどして血液量の少なさを補った。



 技術がなければできませんし、更に手術全体について詳しく把握しているからこそできる若松医師らの無輸血手術。手術を受ける子供にとっては、輸血なしで成功するならそうしたほうが安全でしょうしねぇ。福島医大の名物となる気がします。

関連:心アミロイドーシスの治療法を世界で始めて福島医大が発見


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posted by さじ at 17:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 循環
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