2009年02月03日

ヘリコバクターピロリ菌のいる人は全員除菌すべきである。

「ピロリ菌いれば全員除菌を」学会が新指針

 胃がん予防のため、胃の粘膜に細菌ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)がいる人は全員、薬で除菌することを勧める――。こんな新指針を日本ヘリコバクター学会が23日、発表した。公的医療保険では除菌治療を受けられる病気が限られているため、同学会は保険適用の拡大を厚生労働省に要望していた。

 新指針では、ピロリ菌が胃粘膜にいる状態を「ヘリコバクター・ピロリ感染症」と位置づけ。除菌は胃潰瘍の治療や胃がん予防に役立つなど、「強い科学的根拠があり、強く勧められる」とした。

 除菌の効果については、浅香正博・北海道大教授(消化器内科)らが昨年、国内患者を対象とした臨床研究をもとに「除菌すれば胃がんの発生が3分の1になる」と英医学誌で発表。これを受け同学会で指針改定を検討していた。

 現在、除菌が保険適用されるのは、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の患者。00年に同学会が科学的根拠があるとする指針を公表したのを受け、適用対象になった経緯がある。

 日本では約5千万人がピロリ菌の感染者といわれる。除菌には通常、抗菌剤など3種類の薬を1週間のむ。



 多分、いまこうして健常で、パソコンをやっておられる方の大半の胃の中に、ピロリ菌がいるのでしょう。

 私自身、いるのかもしれませんしね。今のところ胃潰瘍などの症状はありませんけれど。

 いるとわかったら、私も除菌したいなぁ。発ガン率はやっぱり高くなるみたいですから。

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posted by さじ at 00:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 消化
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