2009年01月30日

微量の薬で人体への効果・副作用を予測するマイクロドーズ試験

微量の薬で効果・副作用を予測 新薬開発に新たな手

 臨床試験(治験)に先立ち、開発中の薬をごくわずか飲み、人体での効果や副作用を予測する技術の確立に向けた検証が、3カ年の計画でスタートした。人体への負担が少ないうえ、成功しそうにない治験は避けられ、1千億円ともいわれる新薬開発費を圧縮できる可能性がある

 「マイクロドーズ試験」と呼ばれる。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託で、東京大学や医薬品開発支援機構、製薬メーカーなどによるグループが実施する。

 すでに承認された約20種の薬で、服用量の100分の1以下を飲んでもらい、放射性同位体や陽電子放射断層撮影(PET)などを用いて、体内での吸収や分布、代謝などを調べる。これで実際の効果や副作用をどの程度、予測できるかを検証する。

 厚生労働省は昨年6月、マイクロドーズ試験の実施にあたって、被験者へのインフォームド・コンセント(十分な説明に基づく同意)など、手続きや届け出のガイダンスを作製した。杉山雄一・東大薬学系研究科教授は「(マイクロドーズ試験の導入で)治験の成功確率を3割程度まで上げられれば新薬開発にとって飛躍的進歩になる」と話す。



 治験は、動物実験などで人体に悪影響がないかどうか確認はするものの、やはり実際に病気の人に投与すると副作用が生じてしまう可能性というのはあります。

 しかし100分の1というごく少量の投与で効果を判定することができれば、新薬開発の負担はかなり減ることでしょう。あとはこのマイクロドーズ試験にどれだけの精度があるのかどうか、ですね。

関連
医学処:コエンザイムQ10の扱いに困る食品安全委員会
医学処:厚生労働省がジェネリックの品質を検証する。
医学処:臨床試験の抗がん剤マツズマブ投与後に死亡した件で訴訟に


広告
posted by さじ at 20:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。