医療器具の在庫不足から骨髄移植が一時中断する恐れがある問題について、舛添厚生労働相は23日の閣議後記者会見で、器具の代替品600個が確保されたことを明らかにした。
6月までの当面の移植をまかなえる量で、今後、保険適用に必要な製造販売の承認を急ぐ考えを示した。
日本では月約150件の骨髄移植が行われるが、厚労省は器具を製造する米バイオアクセス社が、日本向け製品600個を確保していることを確かめた。同社製品は米食品医薬品局が安全性を認めている。
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骨髄移植に用いる医療器具が在庫不足で実行困難になるかも
いやー、良かったですね。血液内科系の疾患は、タイミングが大事ですから。器具がないからちょっと待っていよう、なんて言っている間に、実際に苦しんでおられる患者さんは亡くなってしまうかもしれない。それぐらいシビアな疾患もあります。
600個あるうちに、はやく工場も100%安全な器具を安定して供給できるよう整えてもらいたいものです。
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