日清食品ホールディングスの食品安全研究所(草津市)は21日までに、滋賀県名産の「ふなずし」の乳酸菌の1種が、悪玉コレステロールを低下させる作用があることを臨床試験で確認した。機能性食品などが開発できれば、過剰なコレステロール摂取による動脈硬化など生活習慣病予防につながるとみている。
臨床試験は31−56歳の男女30人を対象に実施した。ふなずし由来の乳酸菌「NLB163」を6週間摂取し続けた結果、悪玉コレステロールは試験前よりも平均13・4%減少し、副作用もなかったという。
試験に使った乳酸菌はこれまで、ふなずしからしか見つかっていない。マウス実験ではコレステロール値の低下が判明していたが、人間での効果を検証できたのは初めて。
同研究所は「動脈硬化が原因の心筋梗塞や脳梗塞の発症リスク低減が期待できる。ふなずしとほかの発酵食品の乳酸菌との違いが今後の研究課題」としている。
ふなずしからしかこの乳酸菌が検出されていないところがポイントか。
でも何でふなずしだけなんでしょうかね。発酵食品は数あれど。フナが良かったんでしょうか。
ただの保存食ではなく、健康にも良いとなると、ふなずしから抽出した乳酸菌による何らかの健康食品でコレステロール低下を導けるのかもしれません。
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