福島医大の内科学第一講座(竹石恭知教授)と輸血・移植免疫部(大戸斉教授)の医師グループが、不整脈を引き起こす難病の「心アミロイドーシス」の治療法を世界で初めて発見したことが、18日までに分かった。同病は治療法がない難病とされており、患者にとって朗報になりそうだ。
同病は、血液のがん(骨髄腫)によりつくられる異常タンパク質(アミロイド)が心臓に沈着することで、心臓の機能が低下することで引き起こされる。研究チームは、弱った心臓に除細動器を埋め込み、不整脈による突然死を予防した上で骨髄腫治療のために抗がん剤を点滴で大量投与。骨髄腫を治すことで原因物質のアミロイドの発生を抑えたところ、心臓機能が回復することを発見した。
疾患のことが分かり、予防が可能になると、多発性骨髄腫の患者さんでもより長く生きていくことが出来ます。治療法の工夫が成功した一例ですね。
関連
医学処:朝鮮人参の成分がアミロイドの生成を防止する。
福島医大の医局に電話で問い合わせるのも手だと思います。