2009年01月19日

着床前診断で乳がん遺伝子を持たないことが確認された赤ん坊

乳がん遺伝子を持たない赤ちゃん、着床前診断で誕生 英国

 英国で1月初旬、着床前診断で「乳がん」遺伝子を持たないことが確認された赤ちゃんが誕生した。着床前の受精卵の段階でがんの遺伝子がないことが確認されて生まれた赤ちゃんは、英国で初めてとなる。

 ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジによると、女の赤ちゃんが生まれたのは1月9日。乳がんや子宮がんの発症リスクが50─80%高くなる「BRCA─1」遺伝子を持っていないという

 英国では「BRCA─1」遺伝子の有無を調べる着床前診断について、2008年に認可されている。

 この赤ちゃんの誕生で、着床前診断に対する議論が噴出している。ある専門家は、「これは乳がんの治療ではない。病気を持っている子供を排除するものだ」と、倫理的に大きな問題を持っていると指摘。「病気の遺伝子を持っている受精卵は廃棄されてしまう。本質的には殺人だ」と述べている。

 一方、ユニバーシティ・カレッジ病院側によると、赤ちゃんの両親一家は乳がんの発症率が高く、「両親は、娘に乳がんが発症するリスクを残したくないと願っていた」と話している



 まあ殺人とは違うと思いますけども。

 遺伝的な疾患の可能性を減らすことが、そんなに罪なことなんでしょうか。正直なところ。親のどちらかが、常染色体優性遺伝の疾患を抱えていて、ものすごく苦労したとする。子にはそんな苦労は味わってほしくないし健常な子を欲していたとする。しかし高確率で遺伝してしまう。そういう時に着床前診断を行いたいと思い、できるだけ遺伝しないようにしてもらいたい、と思うのは第三者として受け入れるべき感情ではないでしょうか。

 科学が発達してそういうことが可能になっただけでして。もちろん倫理的な面というんですかね、要するに自分の掲げている宗教と社会との折り合いやら何やらの面に関しては、そういう議論が好きな人に任せます。

 癌の発症しやすい家系で、自分の子には癌になってほしくないと思って着床前診断をする、そういう気持ちと技術を宗教的な意味だけで無下に否定できますまい。

医学処:幼少期に多量の大豆を摂取した女性は、乳癌の発症が少ない
医学処:乳がんの再発予防にハーセプチンが認可される。
医学処:乳腺超音波画像コンピューター支援診断(CAD)システム


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posted by さじ at 21:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | がん
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