2009年01月12日

研修医が腹水を抜く治療中に血管を傷つけて死亡。

研修医、治療中に血管傷つけ患者死亡

 兵庫県尼崎市の尼崎医療生協病院は、20代の男性研修医が入院中の女性患者(当時35)の腹水を抜く際に針で血管を傷つけ、患者を死亡させたと8日発表した。同病院は「結果的に力が及ばずに極めて残念」とコメントし、遺族にも謝罪したという。

 同病院によると、患者は昨年11月27日に重度の肝硬変で入院。12月4日に主治医が立ち会って、腹部にたまった水を抜くために医療用針(外径1.7ミリ、長さ55ミリ)を腹部に刺した。1度目では水が抜けず、2度刺したという。ところがその日夜に腹部の皮下出血が確認された。その後、貧血が進み、6日から輸血したが、16日に出血性ショックで亡くなった。

 島田真院長は「腹水を抜く方法、態勢に問題はなかった。肝硬変の症状が悪化しており、出血後、患者の体に負担をかけないよう外科的処置は見合わせたが、対応が正しかったかどうか今後検証したい」と話している。



 研修医でなくても起こりうる事故ではありますので。むしろ焦点となるのは重度の肝硬変患者に対して、早急に外科的治療を行うべきか否かというところでしょう。

関連:研修医の採血が未熟で、2歳児が号泣→呼吸困難で死亡。
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posted by さじ at 12:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 消化
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