2009年01月04日

自身の幹細胞を使った世界初の気管支移植手術

気管支再生治療で回復、「奇跡の女性」にインタビュー

 患者本人の幹細胞を使った気管支移植手術で世界初の成功例となったクラウディア・カスティージョさん(30)の名前は、当地ばかりでなく、世界中に知れ渡った。父親の住む実家で順調に回復しているというカスティージョさんを訪ね、心境を聞いた。

 カスティージョさんは今年6月、移住先のスペインで手術を受けた。04年に結核にかかってから激しいせきや息切れに悩まされ、仕事や2児の子育て、家事なども困難なほどに悪化していたというカスティージョさんに、医師は「左肺を切除するか、世界初の移植手術を受けるか」という選択を示した。

 手術は、カスティージョさんの腰などの組織から取り出した幹細胞を培養し、気管支を再生したうえで移植するという方法。それまでブタの事例しかないと聞かされたカスティージョさんは、「医師の勧めで手術を受けたブタにも会いに行きました。元気だったわ」と振り返る。「確かに怖い気持ちはあったけれど、それまでの治療で医師をとても信頼していた。神様と医師を信じていたから、きっとうまくいくと思えました

 術後は15歳、4歳の子どもたちとともに故郷へ戻り、普通の日常生活を送っているという。「息をするのがずっと楽になって、階段や上り坂も平気。まだ試していないけれど、走ることもできると思う」と、明るい表情で語る。

 取材班が訪れた日は体調が万全ではなく、激しくせき込んだり、長く話すと息切れをしたりする様子もみられたが、「冬のスペインから暑いコロンビアへ移り、環境が急に変わったせいだと思う」と、カスティージョさんは説明する。

 道を歩けば「奇跡の女性」と声をかけられ、「中には抱き締めてくれたり、泣き出したりする人もいる」という。「病気に苦しむ人たちに希望を与えることができるのが、とてもうれしい」と、穏やかな笑顔を見せた。



 呼吸器の問題は、痛みというよりまさに「呼吸苦」という感じで、患者はそうとう苦しい思いをします。

 気管支を移植によって完全なものにすることができれば、多くの方の苦しみを取り除くことはできます。最初が成功して、この技術がより確立されれば。自身の幹細胞を使うことで、移植の拒絶問題も大幅に改善されますしね。

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医学処:幹細胞から作った気管支を移植することに成功。


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posted by さじ at 01:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 移植
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