第1位は舛添要一厚生労働大臣。医療政策の舵を取る立場にあり、「安心と希望の医療確保ビジョン(舛添会議)」をはじめとする各種検討会の立ち上げとそれらへの自らの参加、また各地の医療現場の視察など、積極的な活動が評価されたものと考えられる。
勤務医・開業医の回答の合算では、2位は4月に日本医師会会長に再選された唐澤祥人氏。3位は『医療崩壊』『医療の限界』などの著者である小松秀樹氏。臨床医の立場からの医療の現状への問題提起が、多くの医療者の支持を集めた。
上位5人に入った顔ぶれは、順位差はあるものの、勤務医・開業医ともに共通する結果となった。
一方、勤務医・開業医の回答の片方でのみ20位以内にランクインしたのは、勤務医では嘉山孝正氏(山形大学医学部長)、末松誠氏(慶應義塾大学医学部長)、樋口範雄氏(東京大学大学院法学政治学研究科教授)、村上智彦氏(医療法人「夕張希望の杜」理事長)で、4人中3人が大学関係者だった。また、開業医では高原晶氏(長崎県諫早医師会会長)、原中勝征氏(茨城県医師会会長)などの地方医師会関係者が上げられたほか、「5分ルール」で注目を集めた原徳壽氏(前厚生労働省保険局医療課長)なども18位に入っている。
順位 勤務医
1 舛添要一氏(厚生労働大臣)
2 小松秀樹氏(虎の門病院泌尿器科部長)
3 唐澤祥人氏(日本医師会会長)
4 本田宏氏(済生会栗橋病院副院長)
5 高久史麿氏(日本医学会会長)
6 黒川衛氏(全国医師連盟代表)
7 土屋了介氏(国立がんセンター中央病院院長)
7 丹生裕子氏(「県立柏原病院の小児科を守る会」代表)
9 佐藤章氏(福島県立医科大学産婦人科教授)
9 池田康夫氏(日本専門医制評価・認定機構理事長、慶応大学内科教授)
11 嘉山孝正氏(山形大学医学部長)
12 清水孝雄氏(東京大学医学部長)
12 足立信也氏(民主党参議院議員)
14 村上智彦氏(医療法人「夕張希望の杜」理事長)
14 中原のり子氏(小児科医過労死裁判原告、故中原利郎氏の妻)
16 樋口範雄氏(東京大学大学院法学政治学研究科教授)
16 山口徹氏(「医療関連死の調査分析に係る研究班」主任研究者、虎の門病院院長)
18 佐原康之氏(厚生労働省医政局総務課医療安全推進室長)
18 末松誠氏(慶應義塾大学医学部長)
18 権丈善一氏(慶應義塾大学商学部教授)
順位 開業医
1 舛添要一氏(厚生労働大臣)
2 唐澤祥人氏(日本医師会会長)
3 高久史麿氏(日本医学会会長)
4 本田宏氏(済生会栗橋病院副院長)
5 小松秀樹氏(虎の門病院泌尿器科部長)
6 黒川衛氏(全国医師連盟代表)
6 山口徹氏(「医療関連死の調査分析に係る研究班」主任研究者、虎の門病院院長)
8 西島英利氏(自民党参議院議員)
9 清水孝雄氏(東京大学医学部長)
9 土屋了介氏(国立がんセンター中央病院院長)
9 中原のり子氏(小児科医過労死裁判原告、故中原利郎氏の妻)
12 足立信也氏(民主党参議院議員)
12 権丈善一氏(慶應義塾大学商学部教授)
14 佐藤章氏(福島県立医科大学産婦人科教授)
14 高原晶氏(長崎県諫早医師会会長)
14 原中勝征氏(茨城県医師会会長)
17 亀田信介氏(亀田総合病院院長)
18 小川彰氏(全国医学部長病院長会議会長、岩手医科大学学長)
18 上昌広氏(東京大学医科学研究所准教授)
18 佐原康之氏(厚生労働省医政局総務課医療安全推進室長)
18 丹生裕子氏(「県立柏原病院の小児科を守る会」代表)
18 原徳壽氏(前厚生労働省保険局医療課長)
大臣クラスは知ってはいても、一般人にしてみりゃ「誰?」って人がかなりいますね。病院長の名前とか、どこどこの教授とか。