2008年12月29日

第37回医療功労賞に酒井病院の精神科医、酒井保之さん

医療功労賞…精神科医酒井氏が受賞

 長年、地域医療に貢献してきた人に贈られる「第37回医療功労賞」(読売新聞社主催、厚生労働省など後援、エーザイ協賛)に、県内から天草市本町、医療法人啓正会「酒井病院」理事長で精神科医の酒井保之さん(66)が選ばれた。

 幼い頃から、父が開業していた精神科の診療所で患者と接する機会が多かった。その中で患者の優しさに触れ、「将来、力になりたい」と精神科医を志した

 診療所は1959年に「酒井病院」となり、酒井さんは75年から同病院に勤務している。「患者と触れ合うことが精神疾患への正しい理解につながる」を信条に、病院を開放するイベントを次々に企画。文化祭や体育祭のほか、夏祭りは約800人の住民でにぎわい、地域のイベントとして定着している。

 病院を開放した治療を行うには、病院職員の理解が欠かせない。「患者に何かあったら」と不安を感じる職員に対しては、「責任は私が取る」と根気強く説得した。約20年前には、日常的に住民と交流できるように体育館を建設。入院病棟の鉄格子も撤去した。

 こうした取り組みが、地域に開かれた精神科病院を築き上げたとして評価された。受賞について、「地域住民や関係者の支えのおかげ。私一人の力ではない」と謙虚に喜ぶ。

 今後は、訪問診療や気軽に悩み相談ができる環境を整え、より地域に根差した病院づくりを進める考え。天草郡市医師会長でもあり、深刻化する医師不足への対応にも力を注ぐ。

 酒井さんは「病院を開放することで、精神疾患への偏見をなくし、病気の再発防止にもつながる。これからも患者の立場に立った地域医療に率先して取り組みたい」と意欲を語った。



 立派ですねぇ。精神科の病院というのは、地域の住人との確執が出たりするものです。

 その地域の人とどう接していくか、という問題を、時間とアイディアで解決してしまった、と。

 日本ではいまだに精神科に対する偏見が強く残っています。地域でもいまだに、精神科の病院を設立するのに反対が起こる始末です。病院をよりオープンにするということは、患者のためにもなり、地域のかたがたに理解してもらうきっかけにもなります。

 こういう1つの病院をきっかけに、地域全体を変えることができるというのは、すごいことだと思います。

医学処:2008年度の慶應医学賞に京都大学の坂口志文教授ら


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posted by さじ at 05:11 | Comment(1) | TrackBack(0) | 精神
この記事へのコメント
人がヒトを治す医療!どんなに素晴らしい薬理作用の薬以前に人間の愛には敵わない!この件を沢山経験して今日の私があります!この場を借りて伝達します先生方私を理解して頂いた医師に誠に感謝一杯です
Posted by みか at 2010年03月07日 21:35
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