2008年12月24日

医者である親の子供の育て方について

 個人的に思うことなんですけど、

 医者っていうのは、子育てが下手だと思います。

 でもそれは医者という職業上、仕方ないことだとも。

 努力家で、医者になっても勉強することを忘れず、寝る間も惜しんで患者さんに向き合う医者っていうのは、家庭をどうこうする暇がない。

 どこかの勤務医なら当然ですし、開業しても朝から晩まで診療に専念しているような人ならば、子供は親の顔すら年末にしか見ずに育つなんてこともザラです。

 親がどれだけ立派であっても、子は親のことをイメージとしてしか捉えられないのではないか。もちろん物心ついた頃にはそんな親を子自身も「尊敬に値する親だ」と思うのかもしれませんけれど、それと子供の成長とはまた別だと思います。

 親が高名な精神科医であっても、子がバカボン(バカなボンボン)であるというケースは多い。発達心理学等を理解していても子供の成長に自分が関与する機会がないからです。

 そういうわけで良き臨床医というか、患者さんのことを親身に考えられる、人格的にも優れている人は親が非医者の場合に多いのではないでしょうか。

 だからこそ、親が医者で、子も立派な医者というのは、ホント、どうやって子供を育てたのか、と。よほどいい環境、良き友人、教育者、聡明な頭脳をもって、かつ、親もうまい具合に育児に影響を与えられたのだなぁと思います。もうそれは本にして出版したほうが世のタメになるとまで思うほどです。

 よく思うのは、大学で留年するというのはどれだけバカな子供として育ったのか、ということ。高校卒業後、浪人するのは構わんと思います。受験勉強なんて誰しも嫌なものですし、やりたくないことだからです。しかし大学は違います。自分で学びたい学問を選択して来ているわけで、そこでも「やりたくない」などというのは思考の停止に他ならない。自分の息子が大学で留年したら、失敗したなと思うと同時に自分自身、猛省しなければならないでしょう。そのような子に育ってしまうというのは、情けない話だと思います。

 どれだけ親が立派であっても、子供をもうける以上、そういうことも踏まえた上で育てていかなければならないなぁと思います。あわよくば、高校卒業時に、自分で進路を見つけられる、たとえ親が医者であっても反発して本気で別のやりたいことを見つけたり、やはり自分も医者になりたいと「自分で」考えられるような子に育ってほしいものです。

 大学入学後、または医者になってから、自分は何も考えずにここまできたけれど、やはり医者として患者さんと本気で向き合っていきたいと考えられるような子になれば、その時には涙を流しながら酒を呑みたい。医者でありながらも親として、全うすることができたと思う瞬間ではないでしょうか。


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posted by さじ at 03:40 | Comment(3) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
非常に個人的な意見ですね
Posted by at 2008年12月28日 22:46
多忙極めてた父は優しかったです祖母は政治のお話が趣味で料理全く駄目で材料を切るだけの人 母の影響力薄れるほど祖母でしたね父とは今大親友ですよバナナ皆様心配なさらないでお仕事に励んで下さい!将来とか勉強とか父や祖母は無関心なぐらいに言わない自分のしたい話しをしてたにせよ説得力有りました更に話しを聞いて欲しい親でした祖母が他界してから縫いぐるみに名前をつけて慈しんでおります母も繊細に明るいんでオノ ヨーコさんみたいに成りなさいなんて何回か言ってました
Posted by みか at 2010年05月07日 22:03
性教育は母からサラリと!私は女子高だし男とかより同性愛を迫られた事相談したら笑い顔で呆れてましたね私は友達に相談出来なく悩んでるタイミングによかった(v^-゚)更に30過ぎた頃ずばりと性の問題聞かれて答えようがなかった神経症克服時期に今笑って思い出ました つまり女の親友ですら聞かない事よ
Posted by みか at 2010年05月08日 22:43
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