発熱や頭痛、咳も辛いが、中でも意外とやっかいなのが鼻づまりだ。鼻で呼吸ができず、口で呼吸するためなぜか息苦しくて熟睡できず、夜中に何度も目を覚まし、その結果、風邪が長引く、なんてこともある。
英国系製薬企業グラクソ・スミスクライン社の「鼻呼吸に関する意識調査」によると、口呼吸をしている人の2人に1人が「1週間に1回以上」鼻づまりを経験し、口呼吸者の6割以上がアレルギー性鼻炎で、過半数が花粉症ということがわかった。ということは鼻づまりを悪化させている原因は呼吸方法にもあるのだろうか?
同社の調査によると鼻呼吸する人に比べて口呼吸をしている人は集中力の持続時間が短く、精神的にイライラしがちで、しかも肌荒れしやすいという結果がでている。呼吸の仕方でこんなにも差がでるものなのだろうか。
ブリーズライトのホームページを見ると、鼻呼吸の大切さが書かれている。
それによると、実は、生き物にとって自然な呼吸とは、口呼吸ではなく鼻呼吸なのだという。口で呼吸をすると、ウイルスや細菌を含んだままの空気をそのまま肺に送り込むことになってしまうのだ。また、喉に負担をかけたり、口の中が乾燥して唾液の分泌が追いつかず、唾液で流されるはずの細菌が口腔内に残り、口臭や歯の病気を引き起こすことも。
一方、鼻呼吸の場合、鼻毛や鼻の粘液に含まれるさまざまな成分が抗菌作用を発揮し、空気を吸い込んだ際、細菌やウイルスが身体の中に入るのを防いでくれるのだ。
どこで呼吸するかが身体に大きな影響を与えるからには、やはり鼻呼吸を心がけたいところ。その手助けとして鼻孔を拡げるテープの活用があげられる。よく駅伝選手やアスリートが試合などで鼻に貼っている、あの肌色のテープだ。これには「アスリートがつけるもの」というイメージが強かったが、鼻で呼吸できない人が多い昨今、日常的に使っている人もいるようだ。
鼻呼吸は慣れですね。慣れるまでが大変ですけれど・・・。胸式呼吸、腹式呼吸と同じように、呼吸の仕方の違いを慣れるようにするのは至難の業です。ちなみに武道家は通常でも腹式呼吸だとか。丹田(へその下)に力を入れるからですかね。
やはり鼻に問題があると、鼻呼吸はしにくいです。そういう方は一度耳鼻科で見てもらうといいと思います。鼻の疾患、例えば慢性副鼻腔炎とか蓄膿症とかは、治してもらったほうが快適な一日を過ごせると思いますよ。
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