日本骨髄バンク(骨髄移植推進財団)は4日、国内の骨髄移植が3日で1万例を超えたと発表した。
バンクの活動開始から16年かかった。骨髄提供者の登録は32万7千人に増えたが、登録者と白血球の型が合わないなどで移植できない待機者は11月末で2360人。
毎年、待機者の約2割が亡くなるため、さらに、登録を呼びかけている。日本さい帯血バンクネットワークも、臍帯血移植が2日で5千例を超えたと4日に発表した。
そうなんですよね。。
待機者が2000人少しと、まぁそんなに多くないかな?と思われがちですけど、実際にはその何割かが亡くなって、そして何割かが発症しているんです。
誰が発症するか、わからないのも血液の病気です。この骨髄バンクはまさに助け合いの精神で運営されています。登録者が多ければ多いほど、助かる可能性は増えるのです。
血液疾患ですと、もう残された治療法は骨髄移植しかない、という状況もあります。その方が3ヶ月後に生きていられるかどうかは、「健康な人の助け」に懸かっているのです。
参考:骨髄バンク ドナーの輪
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