2008年11月29日

扁桃摘出術後の再手術で、胃内の大量血液を誤嚥して死亡。

医師2人を起訴猶予=患者死亡、「経験不足」−新潟地検支部

 JA新潟厚生連刈羽郡総合病院(柏崎市)で、扁桃摘出手術を受けた男性患者=当時(28)=が死亡した医療事故で、新潟地検長岡支部は28日、業務上過失致死容疑で書類送検された執刀医(40)と麻酔医(31)について、いずれも起訴猶予処分にしたと発表した。

 両医師は2004年3月3日深夜、前日扁桃摘出手術を受けた男性に出血が見られたため、再手術する際、胃の中にたまっていた血液を抜く措置を講じずに全身麻酔をかけ、手術時に逆流した血を誤飲させ男性を死なせたとして、書類送検された。

 地検は執刀医は整形外科、麻酔医は耳鼻咽喉科が専門と指摘。起訴猶予について「胃腔内は空虚だと判断したのも無理からぬことで、経験不足を問うのは酷。遺族との間で示談が成立していることなども踏まえた」と説明している。



 なるほど・・・。んー、経験不足を問うのは酷かー。何で専門外の人がやったんでしょうね。夜間の緊急か何かだったんでしょうか。

 しかし患者さんも28歳ですからね、本人も家族も、まさか死ぬとは思っていなかったでしょう。

 専門でなければ、胃内に大量の血液があって、それが誤嚥(記事中では誤飲となってますけど、誤嚥が正しいのでは)するとは思わなかった、とすると、根本の原因は麻酔科医不足ではないでしょうか。


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posted by さじ at 16:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 救急
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