JA新潟厚生連刈羽郡総合病院(柏崎市)で、扁桃摘出手術を受けた男性患者=当時(28)=が死亡した医療事故で、新潟地検長岡支部は28日、業務上過失致死容疑で書類送検された執刀医(40)と麻酔医(31)について、いずれも起訴猶予処分にしたと発表した。
両医師は2004年3月3日深夜、前日扁桃摘出手術を受けた男性に出血が見られたため、再手術する際、胃の中にたまっていた血液を抜く措置を講じずに全身麻酔をかけ、手術時に逆流した血を誤飲させ男性を死なせたとして、書類送検された。
地検は執刀医は整形外科、麻酔医は耳鼻咽喉科が専門と指摘。起訴猶予について「胃腔内は空虚だと判断したのも無理からぬことで、経験不足を問うのは酷。遺族との間で示談が成立していることなども踏まえた」と説明している。
なるほど・・・。んー、経験不足を問うのは酷かー。何で専門外の人がやったんでしょうね。夜間の緊急か何かだったんでしょうか。
しかし患者さんも28歳ですからね、本人も家族も、まさか死ぬとは思っていなかったでしょう。
専門でなければ、胃内に大量の血液があって、それが誤嚥(記事中では誤飲となってますけど、誤嚥が正しいのでは)するとは思わなかった、とすると、根本の原因は麻酔科医不足ではないでしょうか。