アルカリ性の注射液が起こす痛みはワサビの刺激と同じ仕組み――。自然科学研究機構・生理学研究所(愛知県岡崎市)の富永真琴教授らの研究グループがこうした研究結果をまとめ、13日付の米医学実験雑誌「ジャーナル・オブ・クリニカル・インベスティゲーション」電子版に論文が掲載された。
抗けいれん剤やヘルペスの化学療法剤の注射剤はアルカリ度が高く鋭い痛みを感じる。酸による刺激の解明は進んでいるが、アルカリへの反応の仕組みを解明したのは初めてといい、「痛くない注射」の開発に役立つ可能性がある。
富永教授らはワサビなどの辛み成分によって活性化する「トリップ・エーワン」というたんぱく質に注目。このたんぱく質は細胞表面にあり、刺激されると、痛みを伝える電流が流れることがわかった。
夢の技術ですねぇ。
痛くない注射が出来れば患者さんも相当助かるでしょう。薬による痛みを緩和して、あとは針を刺すときの痛みを緩和することが出来れば・・・。
糖尿病の自己注射も、針がめちゃくちゃ細くなることで痛みをほとんど感じないまでになりましたからね。医療技術は患者さんのためのもの。痛みをできるだけ無くす方向に進化してゆく・・・。
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(゚、 。 7
l、~ ヽ
じし' )ノ
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