持続的なめまいや頭痛、体調不良などを訴える自律神経失調症患者に対し、首の筋肉の凝り、異常などを解消すると、9割以上の患者で症状が治まることを、東京脳神経センター(東京都港区)の松井孝嘉理事長(脳神経外科)が7日の日本自律神経学会で発表した。
松井理事長は、長期に症状を訴える自律神経失調症の患者は、重い頭を支える首の筋肉に痛み、硬さなどの異常が多いことに着目。2006年〜08年5月にかけて同センターに自律神経失調症で入院した265人に対し、首の筋肉の異常をなくす治療を実施したところ、92・5%が1〜3か月で治癒した。
治療は、痛みや異常が首のどこにあるか36か所をチェック。それに基づいて低周波治療器、温熱療法、はり・きゅう、ビタミンB群投与などを組み合わせる。外来での治療も可能だ。
松井理事長は「自律神経失調症は30〜40歳代の首の細くて長い、なで肩の女性に多い。長時間のパソコン作業などは首に負担がかかるので、15分おきに休むことが大切」と話している。
全身にはりめぐらされている交感神経と副交感神経。それらの活動が低下したり、または過敏になったりすることで、嫌な症状が出ることがあります。
交感神経は胸髄の1番目から腰髄の2番目までの間から出ています。副交感神経は、3,7,9,10番目の脳神経と2,3番目の仙髄から出ています。
首のコリ、とは要するに首の部分の血流障害などによって、自律神経がうまく働いてないということですかね。ですのでその部分を改善してやることによってかなり症状は緩和されるということでしょうか。
現代人のデスクワークは、腰や首に大きな負担をかけますからねぇ・・・。15分ごとに休みをとれといっても、難しいといえば難しいでしょう。それ以外のこと、例えば運動やら入浴やらで、十分に首周辺をいたわってやることが大事のようです。
ただこれはあくまでも首の凝りに原因がある場合。自律神経失調症は、神経の問題であったり糖尿病やアルコール依存症やアミロイドーシスの可能性もあるので。
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医学処:長時間パソコンを使う女性は自律神経失調症状が出やすい
興味深い記事です。もう10年ほど自律神経失調症をわずらってます。なかなか治らず大変です・・・しんどくなる時は、経験的に首のこりがひどいのはわかっていました。低周波治療気も使ってます。「外来での治療も可能」と書いてありますが、どこの病院で治療してくれるのでしょうか?
筋トレが地味に効いたようだ。
尚良いのではないか
「体を温める」と病気は必ず治る
http://richardkoshimizu.at.webry.info/200909/article_29.html