ソースやサルサの器に、一度口をつけたクラッカーなどを「2度漬け」することで、ソース内の細菌数が急増するとの研究結果を、米大学の学生が発表した。まるで「口」そのものをソースにつけている様なものだと、気をつけるよう呼び掛けている。
クレムソン大学で微生物学を学ぶ学部生が昨年、実験した。ボランティアを募って、小麦クラッカーを使い、複数の「ディップ」を用意。「2度漬け」を3─6回やったディップ内では、細菌数が1万まで増えていた。クラッカーをかじった人の口から、ディップ内へ移った細菌数だという。
学生を指導したポール・L・ドーソン教授は、「結果に驚いた」と話している。「細菌の移動は、もっと少ないと考えていたのだが。2度漬けで細菌が移るのは、防ぎようがないようだ」と述べている。
ドーソン教授は、「ソースやディップへの2度漬けは、パーティで出会う人出会う人みんなとキスするようなもの。2度漬けすることで、自分の口の細菌を、ソースに移していることになる」としている。
学生の研究成果は、今後半年以内に、植物安全関連の学会誌に発表される予定。
串揚げのソース二度漬け禁止は、理にかなっているのかもしれません。生理的なもんでしょうけど。笑
でもまあ、細菌なんてそこらへんにいますし、常在菌なら免疫が弱りきっていない限り感染症を起こすことはないので、大丈夫だと思いますけれど。
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