町田市の障害者の親たちで組織する団体「町田サファイア・クラブ」(田中洋子代表)は、知的障害者がパニックになったりした時の対処の仕方をまとめたチラシ1000枚を作った。佐賀県で昨年9月、自転車で蛇行走行していた知的障害を持つ25歳の男性が、警察官に取り押さえられた後、急死した事件がきっかけ。田中代表は「佐賀の悲劇を繰り返さないために、障害者への理解を深めてもらおうと思った」と語り、同市内の商店などに掲示を呼びかけている。
同クラブによると、知的障害者が挙動不審者として、警察官から職務質問を受けたり、電車の中でカギ束が女性の洋服に引っかかり外そうとして痴漢に間違われたりするケースがある。
商店からは、「商品をいじって困る」「店頭に座り込んで動かない」「激高した時、どうしていいかわからない」などの苦情が聞こえてくる。こうした時を想定して作成したのが今回のチラシ「SOSボード」。
チラシはA4判で、ポイントを四つに絞った。
まず、言葉をかける時は、「走ってはだめ」といった抑えつける言葉は避け、「歩きましょう」と肯定的な態度で接する。
2番目は、穏やかな口調、短い言葉で話す。
3番目は、パニックを起こしている時は、静かな場所に移動させ、落ち着かせる。
最後は、触れられることが苦手な人もいるので注意するという内容だ。
支援の輪は広がりつつある。町田署では、チラシをもとに、知的・精神障害者対応要領を作り、署員に徹底した。
また、町田市商店会連合会(35団体、計1255事業者加盟)の太田忠事務局長も「住みよい町をつくる地域貢献の一環として、チラシの店内掲示を会員にお願いしている」と話す。
町田サファイア・クラブは、町田市内の障害者作業所に通う親たちの横のつながりを目的に、昨年11月に結成された。会員は17人。チラシの問い合わせは田中代表((電)080・5527・6331)へ。
なるほど。
これは良いですね。確かに知的障害者がパニックになった場合って、どうするのが適切か、分からないですもんね。この4箇条は、日本人全員に身につけてもらいたいです。
もし街中で何か起こった場合、この知識を身につけている貴方なら、助けることが出来るかもしれません。
関連
医学処:神戸の知的障害者施設が時給100円で最低賃金法に違反
医学処:障害者アートの専門誌「brut ブリュット」が関西で誕生。
医学処:知的障害者施設でのリハビリで後遺症が残ったとして提訴
確かに体に少しでも触れると凄いことになってました。
この対処法を知っていれば良かった!
企業の人事部はこういう情報を社内に浸透させないと。周囲の人が怪我したこともあったし。
対処法を知っているだけで、大きく違った結果に繋がるでしょうからね。
是非今後に生かして下さい。