2008年11月04日

赤肉に含まれる糖分子が腸内細菌の毒素を血液内に誘導する

赤肉で悪性腸内細菌への感染可能性が高まる、米豪の研究者が発表

 牛肉や羊肉などの赤肉を食べ続けると、出血性下痢などを引き起こし最悪の場合は死に至る悪性の腸内細菌へ感染しやすくなる――。このような研究結果が30日、英科学雑誌ネイチャー(Nature)で発表された。

 豪メルボルンにあるモナッシュ大学のトラビス・べドー氏を始めとした米豪の研究者らによると、赤肉を食べ続けると悪性の大腸菌に感染しやすくなるという。

 赤肉にはもともと、腸内や血管内に蓄積していく「Neu5Gc」という糖分子が含まれているという。この糖分子は、大腸菌からしみ出す毒素にとって一種の磁石の役割を果たし、毒素が血液の中に入りやすくなるという。Neu5Gcは、魚肉や家禽の肉、野菜、果物などにはほとんど含まれていないという。



 赤肉に悪いものがあるわけではなく、毒素を体内に誘導しやすくなる、ということですか。

 日本って、例えばしゃぶしゃぶにおいては、豚はしっかり熱を通さなければいけないけれど牛はOK!みたいなところ、ありません?まぁ私はあまり気にせず食べてしまうタイプですけれど。これをみると牛もしっかりしゃぶしゃぶしたほうがいいみたいですねぇ。。

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posted by さじ at 22:48 | Comment(2) | TrackBack(0) | 生理
この記事へのコメント
しばらくコメントご無沙汰していました。
私も無類の肉好きなのですが、この記事の「赤肉」とはレアという意味なのでしょうか?どちらかというと、脂身でない赤身の部分を指しているように思えたのですが…それだとよくしゃぶしゃぶしてもだめですよね(泣)。問題の糖分子が熱変性してくれるといいんですけど。これからはできるだけ肉も節制しようかなと思いました。楽しくて為になる記事をありがとうございました。
Posted by みどり at 2008年11月10日 20:28
みどりさんこんばんは。
あ、なるほど。てっきりレアのことかと思ってました。赤身ってそういうことかもしれません・・・。

しかし私はそれでも肉を食べます。
おいしいですもん。笑
Posted by さじ at 2008年11月12日 04:13
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