2008年11月02日

小児科や産婦に入れば学費を免除するコースを山形大が設置

医師不足解消へ 山形大医が学費免除コース

 山形大医学部(山形市)は16日、小児科など県内の地域医療に携わることを希望する医学部生について、4〜6年生の学費を免除し、卒業後の臨床研修まで一貫したプログラムを用意するなどの新たな専修コースを設置すると発表した。

 来年度の開始を目指しており、臨床研修まで組み入れたコースの設置は国内初という。

 医学部によると、定員は10人。主に県外出身者を対象とし、医学部4年からコースに所属する。コースは小児科と産婦人科、救急医学、外科の4科を設ける。

 学部卒業後は臨床研修のため同大付属病院に所属し、その後の専門医教育を同病院および県内で受けることが条件。これらの期間は6〜8年が目安。他県での勤務を希望する場合は、授業料に一定の利息を加えた額を一括して返還する



 短期的な、「自治医科大学システム」ですね、これ。

 卒後の自由な選択を束縛するかわりに、学費を免除。どちらが得かというと、まぁ卒後自由にマッチング先を選んで、更に初期臨床研修後に自分のやりたい道に進むというほうが良いような気もしますが、もうあらかじめ山形でやっていきたいという人や小児科、産婦人科、救急などに進みたいと思っている人にとっては学費免除のほうがオイシイですからね。

関連
医学処:地方医学部の定員増加を却下した厚生労働省
医学処:医学部全体に、僻地などへの地域勤務枠を設け、授業料を免除する
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posted by さじ at 09:01 | Comment(2) | TrackBack(0) | 大学
この記事へのコメント
産科医不足が少しでも緩和されると良いですね。
志とモラルの高い方が採用されることを願います。
Posted by たっく at 2008年11月02日 16:05
結局、志があるかどうかで、優秀な医師になるかどうかは決まってきますからね。
お金の問題ではなく、良い方向に機能してくれればいいと思います。
Posted by さじ at 2008年11月04日 01:16
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