2008年10月28日

術後の大量内出血を見落とし死亡させた外科医を書類送検

止血怠り患者死亡 外科医書類送検へ

 神奈川県相模原市の渕野辺総合病院で2004年2月、急性胆のう炎の手術を受けた女性患者が死亡する医療事故があり、県警捜査1課と相模原署は22日にも、病院に勤務していた男性外科医(44)を業務上過失致死容疑で横浜地検に書類送検する。

 捜査関係者によると、外科医は、60歳代の女性に、腹腔鏡を使って胆のうを摘出する手術を行った。術後、女性は大量に内出血したが、外科医は気付かず、開腹して止血するなどの適切な処置を怠り、女性を死亡させた疑い。調べに対し、容疑を認めているという。

 病院は今年9月、調査委員会を設置。術後の処置に問題があったとして懲戒処分し、外科医は退職した。

 病院の柿沼憲一事務長は「すぐ内出血を止めていれば助かったかもしれない」と話している。



 これは・・・。

 油断、の2文字で片付けられるほどのものではありませんが。手術後の経過観察を、ルーチンワークとして行わず、常に細心の注意を払う必要がありますね。そのことを、例え外科歴3,40年になっても、忘れてはなりません。


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posted by さじ at 22:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | NEWS
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